 今季の最終戦となる大塚製薬FC戦がアウェイの徳島市球技場で行われた。大塚製薬FCは、前節HondaFCとの直接対決を引き分け、JFL初優勝を決めたばかり。冷たい風の吹く中、両チームのサポーターが熱い声援を送った。
試合は開始10分、右サイドからのクロスを頭で合わされ、間際で山崎透がけり出したものの判定はゴール、先制を許す。また28分にもミドルからの鋭いシュートを決められ、失点。0-2で折り返した後半、ガイナーレはGK菊池に替え清水、さらに後半11分には前半に負傷した佐野に替え、二瀬を投入する。迎えた後半21分、中央でパスを受けた小林がそのままドリブルで切り込む。DF2人を上手くかわし、落ち着いてゴール。そこから流れは徐々にガイナーレへと傾く。再三のチャンスを生かして同点を狙うガイナーレ。しかしなかなかシュートまで持ち込めず、追加点が得られない。逆に後半44分、CKを頭で合わされ、3失点目。そのまま試合終了となり、今季最終戦を勝利で飾ることはできなかった。これで今シーズンの成績は10勝7分け13敗の勝ち点37、順位を10位とした。
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伊東貴史
最初はスタメンの予定ではなかったんで、急にスタメンだと言われて驚いた。最終節だし、格上の相手なんですけど、頑張って、チャンスがあれば勝てると思っていた。自分なりにはいつもより長く90分出られたので満足しているし、ゴールはできなかったけどすごく楽しかったです。（今シーズンを振り返って）あまり納得はいってないですけど、最後にチャンスを与えてもらったんですごく満足しています。天皇杯も試合に出られるように頑張ります。
濱田正人
今日はなんかすごい中途半端で。何をするにも中途半端でやりきれなかったです。（来年は）もう今年みたいに・・迷惑をかけっぱなしなんで、いっつも同じこと言ってるけど、みんなに迷惑をかけないように頑張ります。天皇杯も頑張ります。成長したい・・（笑）。
荻野耕輔
立ち上がりの失点に気をつけようと思っていたんですけど、また入れられて。まぁ2点を入れられてからは内容は悪くなったと思うんですけど、2-1になって、やっぱそこからですよね？あと最後にまたセットプレーでやられちゃって・・やっぱああいうところの差ですよね。天皇杯でまた頑張りたいと思います。
小林崇法
さすが優勝チーム、強かった。（ゴールについては）う〜ん、あれでもう1本早くだね。まぁ大塚から点を取れたというのは自信になりますね。天皇杯？今度はトーナメントなんでね、何があるかわからないんでね。1回戦で足をすくわれる・・という可能性もなくはない。逆に言えば、うちが水戸とかを食う可能性もあるわけで、まぁ僕も当然点を狙いに行くわけで、それでチームが勝てば言うことないっすね。
菊池亨
初スタメン、嬉しかったです。楽しかったです。（自身の出来は）1年ぶりのスタメンだったんでね、まぁ出来たんじゃないでしょうか。天皇杯？くい込んでいきたいと思います。
山崎邦夫
今日はホントに疲れましたね。やっぱり強いチームなんで、やっててすごく楽しかったです。こういう相手と天皇杯でもやっていかないといけないなと感じながらやっていたんですけど。2-1になったときにはね、いけると思ったんですけどね、リズムも良かったし・・もう1点ですね。（今シーズンを振り返って）あっという間でしたね。チームも随分成長したと思います。春は初めて会う人間ばかりのチームだったんだけど、すごくまとまってきたんで、天皇杯に向けてもう1回準備をして、3つ4つと行きたいですね。
佐野正典
前半はマンツーマンでやれっていうことだったんですけど、ノブさんとヤマさんと3バックみたいになってしまって、ボランチのスペースが空いて、そこを上手く使われてしまいました。（自身は）前半で足がもうダメだったんで・・。フル出場も頑張れば出来たかもしれないんですけど、あんなに動けない状態ではチームに迷惑をかけてしまうんでね。人生初の途中交代です。いい経験になりました（笑）。
実信憲明
どうっすかね。最初に2点取られて、後半コバさんが1点取ってくれたところで勢いに乗って、やっぱもう1点2点たたみ掛けられれば良かったんですけどね。全体的にはやっぱり大塚の1人1人が上手かったんですけど、チームでカバーできるところもあったと思うんで、そこらへんを課題として、来年に向けて頑張っていきたいですね。天皇杯は出られれば、頑張りたいと思います。とりあえず1回戦勝って、バードまで？頑張りたいですね（笑）。
河貴大
負けたんで悔しいです。ハーフで出たんですけど、ちゃんと出来ましたかね？慣れないところで出たんですけど、それでも90分やれたんで、来週からもまた頑張ります。
二瀬健二
今日は久しぶりに出て・・（笑）。慣れないポジションで出たんで。自分自身の出来としては納得できてないです。シュートゼロなんで。天皇杯も頑張ります。
小原一展
後半はすごくいい展開で、点を取った後、あのまま行ければ良かったんですけど。まぁ1点を取られて引き離されて負けたっていうのが・・あそこでもう1点を入れられたらと思います。天皇杯もやることは変わらないんで、頑張りたいと思います。
山崎透
前半はちょっと形を変えて、後半はいつも通りにやろうということでやれたんで、前半の失点に悔いが残りますね。（天皇杯は）まず初戦を勝って、水戸に挑戦したいですね。
清水裕之
結果が出せなくて大変残念です。今シーズンは何試合か出たんですけど、結果を出せた試合が数少ないんで、来年はもっと結果を出せるよう頑張ります。天皇杯はまた切り替えて、1戦1戦勝ちに行きたいと思います。
塚野真樹監督
そんなに悪くなくて、後半1-2までしたのはすごかった。どうなるかわかんないっていう時間が10分くらい大塚相手に出来たんだけど、最後のコーナーキックが余計でした。（JFL最終戦だったが）天皇杯がずっと頭にあったんで、まだ終わりという気は全然ない。（続きという感じ？）そうですね。来週また頑張ります。
尾形弘次郎代表
メンバーも普段とは違うメンバーだったんだけど、今は誰が出てもね、全く関係ないし、総合力で戦えている。相手は優勝した大塚だったし、やればできるというか戦えるということがすごく感じられたんで、自信を持って天皇杯と来年のリーグ戦に向けて、課題をしっかり確認して、備えていきたいなと思っています。選手はね、ホントに大変なスケジュールの中でやってくれたなと思いますし、新しいメンバーも増えて、少しずつだけどレベルアップして次につなげていけると思います。これは積み重ね。1年目、2年目、3年目、それで次の4年目と、大塚さんも10年やってやっと優勝できたっていう話があったんで、これからも少しずつ積み重ねていって、来年は上位争いができるように頑張りたいと思います。
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 ガイナーレは主力選手の多くを欠いていた。しかし、これまで出場チャンスを得られなかった選手達が素晴らしい奮闘ぶりを見せ、チームとしての成長を存分に感じさせてくれた試合だった。
来週はいよいよ天皇杯。ここまでの成長ぶりをいかんなく発揮して、シーズン当初に掲げた「打倒！Jチーム」の目標を達成してほしい。初戦の相手は日本文理大学。しっかりと勝利を収め、2戦目に駒を進めたい。
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