ガイナーレ通信
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▼DEC.7th
米子市在住のちりこさんからいただいたコラムです。
 12月6日。子供たちと一緒に、米子発のキャメルに乗り込んだ。 翌7日に、茨城県ひたちなか市で行われる、天皇杯2回戦を観戦しに行くのが目的だ。 大阪、京都、静岡、徳島と4回のアウェー観戦に出かけた今シーズン。 最高のアウェー観戦仲間が出来た。年齢、性別、職業などは様々。個性豊かなメンバーだ。 時には、監督の妹さんや選手の奥さんも仲間に加わり、一緒に応援に行った試合それぞれに楽しい思い出がいっぱい出来た。

 そして、今回のひたちなか。
「打倒Jリーグ!」の後押しをする事が一番の目的であるのは言うまでもないが、 それだけではない、「修学旅行のようなワクワク感」と「旅の思い出」というステキなおまけが付いてくるのが嬉しい。
 夜行バス「キャメル」は思ったよりも快適で、ぐっすり眠り目覚めれば東京。 試合会場の最寄の駅、勝田へむかう列車も乗客は少なく、のんびりゆったり電車に揺られ、 車内が私たちの貸切状態になった頃、ようやく目的地に到着。駅からタクシーで「ひたちなか市運動公園陸上競技場」へ。
 会場入り口付近で、ひと足早く米子から駆けつけていたテレビ局のキャスター、カメラマンと出会う。 見慣れた顔にほっとする。応援席にも、見覚えのあるサポーター達の顔を発見。 そして、アップを始めるガイナーレの姿がやけに心強い。
 ひたちなかは快晴。全国各地から集まった鳥取サポ達が見守る中、キックオフ! メガホンを叩き、声を張り上げて応援するが、試合開始4分。水戸のゴールで旅気分は一気に吹き飛ばされた。 その後も立て続けに3点を入れられ、0対4で前半終了。Jの力を見せ付けられる。 後半に1点返したが、結局試合は1対4で終了。打倒Jの目撃者になることはできなかった。
 試合終了後、サポーターに向かい深々と頭を下げるガイナーレ達に、精一杯の鳥取コール。涙が出そう。 2003年、SC鳥取の戦いは終わった。選手みなさん、スタッフ、サポーターのみなさん、本当にお疲れ様でした。

 私たちは、終了の余韻に浸るまもなく帰路に着く。 帰りの電車、食事中も、SC鳥取にまつわる話題に花が咲き、夢は膨らむ。 現在6歳のわが息子が「将来SCの選手になったら・・・」「いやJリーガーになったら・・・」「いやいや日本代表だ!」 などと、楽しい夢を語り合い大いに盛り上がる大人たちなのでした。 ちなみに、息子の夢は「SC鳥取の選手になって、仕事はおもちゃ屋さんになること!」だそう(笑)
 帰りのキャメルでは、テレビで日本対香港の試合が流れていた。 「う〜ん、ここに将来うちの子が?」なんて想像してみても、6歳児の顔しか浮かばないので却下。 バスから見える東京の夜景がとても綺麗で、また涙がでそうになる。夜の東名高速も綺麗だったなあ。

 こんな感じで、私たちの2003年ももうすぐ終わり。 今年達成出来なかった目標は、来年のお楽しみに。ついでに、我が子のでっかい夢も、そう遠くない未来へのお楽しみということで。
 来年も、勝手にSC鳥取を応援し、試合ではもちろん、試合以外のところでもいっぱい楽しませてもらいましょう!

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SC鳥取 鳥取県米子市久米町253-1 e-mail: info@sc.tottori.net
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