生まれも育ちも神奈川県川崎市の私がSC鳥取を応援するのには、明確な「わけ」がある。
私の両親は共に鳥取県倉吉市の出身で、私の中に流れている血は100%鳥取県人のものであり、私は「鳥取系2世」。鳥取県は生まれ育った川崎市に次いで2番目に縁の深い土地であり、高校野球などでも神奈川県代表の次に鳥取県代表を応援している私にとって、SC鳥取を応援するのはごく自然な行為なのである。
JFLに参入した2000年、東京で行われたSC鳥取の試合を初めて見た。高校野球の鳥取県代表のように人口の多さやモノには恵まれていないけれども、懸命に戦う姿、そしてアウェイでありながら多くの観客が声援を送る姿は心に強く刻まれた。
同時にJリーグの地元のチームを応援していることもあり1年目は「ついで」程度だった私の応援熱は、2年目の昨年、駒沢での悔しい敗戦を目の当たりにしたこともあり一気に火がつき、ついには私にとっては「アウェイ」であるホームゲームにも足を運んだ。
応援の努力が報われたのだろうか、私は生観戦で初の勝利を見届けることができ、天皇杯ではなんと地元にSC鳥取を迎えるという少し心苦しくも、嬉しい出来事もあった。
そんな1年の厳しい戦いを乗り越えてSC鳥取は今年もJFLで戦うことになり、また関東で会うことができる。
サッカーが11人でボールをつないで行われるように、全国というフィールドを行き来するSC鳥取を、他の地域から応援する仲間たちと共に、私は追い続ける。
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