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2006.06.22(その2) ドルトムント駅からタクシーに分乗し、予約したホテルへ。 正直言って、ちょっとボロ・・・ ヒルトンホテルと比べちゃかわいそうかな? 今夜はF先生と同室となり、早速身支度を調えていざ出陣。 近くのドイツ料理のパブに入る。 こじんまりした店であるが、そこのドイツ料理はおいしかった! |
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店のママは英語が通じず困ったが、キャプテンK先生と前日から合流したN先生のわがままドイツ語でなんとか通じたようだ。 常連客らしい郵便会社のおじさんが気楽に話しかけてきて、我がキャプテンに好意を示し、我々にもお酒を驕ってくれた。 結構酔い酔いになり、みんなで気勢をあげて、スタジアムに向かう。 |
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ドルトムントのスタジアムのスタンドは急峻であり、その分どこからでも見やすい。 私の席はずいぶん後ろの方、しかも1人だけ。 ただ、右隣は若い女の子連れ2名、左隣は30代前半の若い夫婦連れのいずれも日本人であった。 前後はブラジル人と日本人が半分ずつくらいであった。 試合の結果はご存じの通りだが、前半30分前に玉田のシュートが決まった時には、まさに狂気乱舞! 右隣のフリーター姉ちゃん、左隣の賢そうな若妻ともハグハグ! いや〜、ひょっとして2:0で勝てるのでないかと?淡い期待を抱いた! |
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45分過ぎて、ロスタイムにドサクサにまぎれて2点目をゲット!などと妄想を夢見ていた・・・だが、現実は厳しい。 ロナウドの同点ヘッド・・・事実上これで日本の決勝トーナメント進出は消えた。 後半はまさにサンドバック状態で、うつむくばかりであった。 何点取られようが構わない! 何とか2点目を取って欲しいと神に何度も祈ったがそれもかなわず、1:4の完敗であった。 センターサークル近くでひっくり返っている中田ヒデをカメラに収め、スタジアムをあとにした。 だが・・・ここから大変だったのである。 |
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人の流れに従い階段を下りて、出口へと向かう。 ブラジルサポーターはサンバを踊りながら最高潮! いくら歩いても、みんなで示し合わせていた待ち合わせ場所に着かない。 すなわち、深夜のドルトムントで51歳のおじさんが迷子になったのである・・・ 自慢の携帯(World Wing)も通じない、一瞬このままホテルに帰れないまま、北○×に拉致されてしまうのでないかとも思ってしまった。 途方に暮れていると、携帯が鳴った! SK先生からだ。 「自分もI先生といっしょに迷子になった。 待ち合わせ場所に行くことは不可能なので、我々は独自で帰る」と。 続いて、F先生から「大丈夫?」「一人で帰れると思うから、待たないで、別行動でホテルに向かいましょう!」と本当は不安だったが、虚勢を張ってしまった。 人の流れに従い、歩いていくと駅に出た。 ちょうど、電車が出るところだったので飛び乗る。 車内では相変わらず、ブラジルサポーターが陽気に騒いでいた。 中央駅からホテルに帰るにはどうしたらいいのか?と思案していたが、中央駅を降りたホームで偶然にも本隊に発見され、無事に保護された。 神は我を見捨てなかった・・・ 続く。 |