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岡空小児科医院の先生とお話したいかたはお気軽にどうぞ! |
インフルエンザに関する新しい情報がありましたら、教えてください!
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第36回日本小児感染症学会(2004.11.12〜13、東京)からの情報です。 イブニングセミナー「インフルエンザの臨床、予防と治療の問題点」のなかで、新しい情報が3点ありました。 専門用語で解りづらいかもしれませんが、お許し下さい。 1)抗インフルエンザ薬(タミフル)使用後のウイルス排泄に関しては、臨床症状が改善(すなわち解熱)してもしばらくは高いレベルでウイルス排泄が続く、そのため幼児(1才〜6才)は解熱後4日、小学生以上の学童では解熱後2日間の休養が必要である。 2)1才未満でのタミフル使用に関しては、十分な説明があれば投与可能。 ただし「決してアマンタジン(抗A型インフルエンザ薬)は使用しないように」との勧告があった。 その理由はアマンタジン使用例では耐性ウイルスが多い/その耐性ウイルスは人から人への感染がある/アマンタジンには小児インフルエンザ感染症への適応がない、の3点である。 3)注目のタミフル耐性に関しては、年齢が関係しほとんどが3才未満。 年齢が高いとインフルエンザに既感染しており耐性ウイルスを生じにくい、よってパンデミック(皆が初感染)では耐性ウイルスが増える可能性がある、ただし現在の所耐性ウイルスには病原性はない。
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