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DPT、IPV、DPT/IPでの有害事象としての発熱(37.5度以上)の頻度の意味 |
新しい四種混合ワクチン(DPT+IP)は発熱頻度が本当に高いのか? 私なりに検証してみました。
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DPT、IPV、DPT/IPでの有害事象としての発熱(37.5度以上)の頻度の意味 公表されていることは以下です。 1)DPT(北里)、接種後24時間での発熱の頻度は0.8% 2)IPV(SP)、接種後7日間での発熱の頻度 1回目 5.4% 2回目 5.4% 3回目 4.1% 合計した数字が14.9% 3)テトラビック(ビケン)、接種後28日間の発熱頻度 1回目 9.3% 2回目 20.2% 3回目 11.3% 4回目 16.0% 4)クアトロバック(化血)、接種後28日間の発熱頻度 1〜4回すべてを通じての調査期間112日間において、一度でも発熱した頻度が46.7% 上の結果だけ見ると、1)が一番少なくて、4)が一番高いように感じますが、果たしてそうでしょうか? 臨床治験としての計画自体がそれぞれ違うので、発熱の頻度自体を比較しても、意味をなさないですよね。 そこで、まずはワクチン接種と関係ない偶然の発熱を除外するために、対象となった乳幼児の発熱の頻度(7日間で一回以上、37.5度以上の体温上昇も認める頻度)を1%〜5%として、28日間の風邪などが原因である偶然の発熱頻度を計算してみました。 A)7日間での発熱頻度1% 99×0.99×0.99×0.99=96.1%・・・発熱しない頻度 したがって、発熱する頻度は3.9% B)同じく2% 98×0.98×0.98×0.98=92.2% 発熱する頻度は7.8% C)同じく3% 97×0.97×0.97×0.97=88.5% 発熱する頻度は11.5% D)4% 96×0.96×0.96×0.96=84.9% 発熱頻度は15.1% E)5% 95×0.95×0.95×0.95=81.5% 発熱頻度は18.5% 個人レベルで考えると、1%は2年に一度、2%は1年に一度、3%は年に1〜2回、4%は年に2回程度、5%は年に2〜3回の発熱を来す子どもさんと言うことになりますので、5%でも免疫異常と言う訳でもない普通の子どもさんということと思います。
そこであくまで、計算上のことですが、ワクチンによる真の副反応=調査結果―上記発熱の頻度(以下)で、表せます。 もし、対象集団の7日間での発熱頻度が5%であれば、IPVとDPT/IPともに真の副反応はほぼ0です。 3%ならば以下となります。 IPV(イモバックスポリオ)は5−3=2%程度の発熱! DPTIPは両方とも28日間で15%程度と考えると、15-11.5=3.5%程度の発熱と言うことになります。 したがって、臨床治験の対象者が1週間での発熱の頻度が3%(言い換えれば33人のクラスで1週間に一人だけ37.5度以上の熱を出す)の場合とすれば、ワクチンによる発熱の頻度はIPV:2%程度以下、DPT/IP:3.5%程度以下という推測値となり、許容範囲内の副反応と思って良いのかもしれません。 |
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