JAPROが地域おこしというキーワードを大切にして活動展開しているインターネット上の拠点の一つに「鳥取県ジゲおこしインターネット協議会(略称 ZIT)」(会長 小谷寛さん 事務局長 福留弘明さん)があります。僕(幸形ノブユキ)が神戸の地震で被災して鳥取県に帰郷しまもなくの頃、現在のZITを構成する主要な面々とお会いすることとなり、様々なご縁が、ご縁を呼び、インターネットを介して、まるで赤い糸を紡ぐがのごとく結ばれていったのです。これはまさしくインターネットという得体のしれない「運命の出会い製造機」によってのみ可能だったのだと、今では確信するに至っています。
僕はインターネット活用による地域振興に関する公演などをさせていただくとき、必ずZITのことをお話しさせていただきます。それは、実体験によるものですし、インターネットが地域を変えていくということを、これほど強く、はっきりとした形で表現してくれる集まりを他に知らないからです。そして、このZITが産声をあげるときに立ち会えた自分の幸福を感じずにはいられませんし、このような喜びを一人でも多く方に体験していただきたい、さらに大きな動きを築いていただきたいからです。
この朝日新聞に取り上げられている福留事務局長による5話の記事は、ZITの創成期から、現在に至るまで、ほんとうによく纏められていますので、興味をおもちの方はぜひ、ご覧くださいませ。 |