全国の青年部部長による意見表明・決議(全国部長会議)
1. 商工会組織全体に対する提言について 『時代の変化に即応できる組織づくりと意識の高揚を目指して!』
現在の商工会は、あらゆる社会要因から組織の弱体化が顕著であり新たな商工会 組織の変革が急務である。 我々青年部は商工会の将来を担う後継者として、その存在意義が大きく期待され ている。 若手経営者の育成こそが将来の商工会の存亡を決めると言っても過言ではない。 その為には、全国連・県連・各商工会において青年部の発言機会を拡大させ、会員としての責任と権利を持つ青年部となり、縦横の組織連携強化を図ることにより、地域間格差を是正し会員メリットのある頼られる商工会に改革することを要望する。
【具現化策】 ・全国連、県連、各商工会における青年部理事枠を1名から2名以上へ拡大 ・若手会員の全国連、県連、各商工会執行部への積極的登用
2. 政府・経済産業省に対する提言について
『地域社会の原動力であり街の灯である中小零細企業に真の活力を!』
今日の日本経済は、大企業と大都市を中心に景気の回復がみえる。しかし我々地 域に根ざしている小規模事業者は依然と厳しい状態が続いている。 企業間の二極化がはっきりしてきており、地域間格差が生じている。 地域経済の底辺を支えているのは、我々小規模事業者であり、その発展こそが 地域の豊かさであり、ひいては日本経済の発展につながる。しかしながら少子高齢化による人口減少等の問題をはじめとする社会経済にわたる構造変化の下で、小規模事業者の資金調達は厳しい状態が続いている。また、現行税制の中には、我々の健全な経営に大きな障壁となるものがあるため、自助努力はもちろんながら、経営革新を支える融資制度及び税制度の緩和が肝要である。
【具現化策】 ・小企業等経営改善資金融資(マル経)の融資限度額の増額を要望 ・全国展開支援事業の継続と予算額の拡充を要望 ・事業承継税制の優遇措置拡充を要望 ・青年部緊急融資制度の研究
3. 全国の商工会青年部に対する提言について
『商工会組織・国・県の政策を知るとともに、出会いを生かし自身の事業の拡大を!』
我々商工会青年部の原点は一体何だろう。「自身の商売(経営)のための商工会青 年部」・「自身の地域(まち)のための商工会青年部」であるはずだ!商工会組織 は45年という長い歴史の中、諸先輩が築いてこられた功績・貢献など、我々商工 会青年部が脈々と受け継ぎこれからの新時代に即した対応(スピード&チャレン ジ)が迫られている。そのためには、我々商工会青年部は自身の足元(商売)をし っかりと見つめ直し、襟を正すことが急務である。
【具現化策】 ・経営指導員を講師とした経営研修会の定例化 ・ITを活用した部員間の情報の共有化 ・商工会のビジネスチャンス拡大の事業やツールへの積極的参加
4. 広く一般社会に対する提言について
『全国6万人の地域の防人たる商工会青年部の元気は地域の元気に!』
我々は地域に根ざした商いをしている商工業者の団体である。 今までも我々は地域貢献として、先人から承継されてきた地域文化である祭りなど のイベントや献血運動などの社会貢献活動を行ってきた。 更に今後は、防犯活動を通じて地域の防人となり、明るく安全に暮らせる町づくり をめざし、地域の人々から必要とされる商工会青年部となるべきである。 既に各地域の特色に合わせた地域防犯活動を行っているが、今年度我々は全国組織 として、全国統一事業「子ども見守り隊」を結成し活動を始めた。 今後さらにこれらの社会貢献活動を推し進め地域の元気の源となる。
【具現化策】 ・地域防犯活動の継続実施 ・献血運動の継続実施
右決議する 平成19年2月21日
全国部長会議
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