作付け面積日本一!クインシーメロンが旬の茨城県から情報特派員の山崎哲男です。
「ミウラ折り」はご存知ですか? 東大名誉教授の三浦公亮さんが開発した「紙の対角線の部分を押したり引いたりするだけで即座に簡単に展開・収納ができる。」折り方です。
と、いっても難しいですね。
では、どんなところに使われているのか、というと人工衛星の太陽光パネルが宇宙空間で無理なく開くように用いられていたり、身近なところでは、スタッドレスタイヤの接地面積を拡大することでグリップを向上させるために用いられたりしています。また、東京マラソンのガイドマップもこのミウラ折りで作られています。簡単に開いたり、あっという間に小さく折りたたむことができるんですね。
前置きが長くなりましたが、そんな「ミウラ折り」で商工会青年部のビジネスに活用した、つくばみらい市商工会青年部の取り組みについてレポートします。
茨城県青連副会長の川口和宏さんは、簡単に小さく折りたためる「ミウラ折り」の特徴を生かして、つくばみらい市商工会青年部の全43名の名刺を1枚の名刺サイズに折りたたんだ「未来商人名刺」を製作しました。 |
普通の名刺と思いきや・・・
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ぱっとこんなに開きます。
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動画でもごらんいただけます。 http://www.youtube.com/watch?v=MqszngY6syw
名刺を配る際には、自分の商売のみならず、青年部全員の名刺を手渡すことで、43名分の営業ができてしまいます。これを全部員がやれば、一人の会社であっても43人の営業を雇ったのと同じ効果です。しかも、もらった人も珍しさに人に見せてしまうので、さらにチャンスが広がります。地域にこれだけの仲間がいるんだというアピールにもなりますし、そのつながりが信用にもなります。
製作を依頼したミウラ折りの会社でも、名刺にするのははじめてだということで、パイオニアの川口さんも打ち合わせなどいろいろご苦労もあったそうです。内側の部員の名刺部分は共用で、外側に自分のいつも使っている名刺を貼り付けることで各自用にカスタマイズできます。気になる製作費は枚数にもよりますが、1枚50円程度から可能だそうです。43名の営業を雇うことを考えたら格安ですね。
もらった人は絶対に捨てられないミウラ折りの「未来商人名刺」。 あなたの青年部でもいかがでしょうか。
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山崎哲男
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有限会社山崎石材店 http://www.ishihei.com |