お世話になります。島根県の稲葉と申します。 所属は隠岐の島町SSです。
まずここで、私が愛してやまない「隠岐」の紹介をさせてください。 隠岐は、韓国と日本の間に浮かぶ全部で4つの島です。 領土問題でおなじみの『竹島』を含めると5つになります。
歴史的には後醍醐天皇や後鳥羽上皇が流された流刑の地として有名です。 最近では西川峰子さんがやってきましたが、彼らと同じように最後には去っていきました。
生き物も多種多様です。隠岐は本土から約80キロ離れた離島ですので、 いわゆるガラパゴズ状態なのです。九州から南でしか生息が確認されていない植物や、 高度500メートル以上でしか確認されていない植物が海岸線の道端に生えています。 このたぐい稀な生態系が目当ての大学教授や研究者が訪れては驚いて帰っていきます。 まったく関心を持たない地元住民とのギャップが激しいのが残念です。
ほかに訪れるといえば、やはり釣り人です。 人口に対して魚の数が多すぎるので、いつも海には大物がうようよと泳いでいます。 それらを狙ってやってくる重装備の彼らは「ロマン」が大好きです。隠岐にはロマンが あるんだなとうれしくなります。ぜひ満足いくまで隠岐を楽しんで帰ってほしいです。
ですが最近になって、訪れてほしくないものが大量に隠岐にやってくるようになりました。 大陸からやってくる「漂着ゴミ」です。ハングルや中国語の書かれたゴミが海岸線に これでもかとやってきます。自慢の隠岐が汚されていく感じがたまりません。 ボランティアを募って片付けたところで、とても追いつかないし、お金もかかります。 中国の発展はこれからですので、ゴミの量も日増しに増えるんじゃないでしょうか。
ある意味、商工会青年部の活躍のステージが用意されているとも思っています。 前向きにアクションを起こしていきますので、隠岐の青年部にご注目ください。 商売人としてもビジネスチャンスじゃないかと思ってます。すでにこの問題に 取組まれている方、興味のある方、ぜひ考えを共有できたらと思ってますのでよろしく。
島根県青連副会長 稲葉直行 |