夢は活動のエネルギーとなり、情報は人の輪を作る! 〜情報特派員それは全国への架け橋〜
全国商工会青年部連合会情報特派員(京都府担当) 宮木猛
「情報特派員?」最初はそう思った。「何をやる役職なの?」「何ができるの?」「意味があるの?」数多くの疑問が僕の頭を駆け巡った。何もわからない不安はあったが、何もわからないから深く考えずに引き受けた。京都府商工会青年部連合会での役職もなかった僕に「情報特派員」という肩書きがついた2007年。それまで連合会事業や他の単会の事業には、全くと言っていいほど興味が無かった。「まず参加してみよう」と思い、カメラを片手にとにかく出来る範囲で記録を始めた。
そして、自分の目で見て感じた事を様々な形で記録する事を始めた。ブログに書き綴ったり、全青連のホームページにアップしたり…。時にはDVDにしてみたりもした。 気がつくと、京都府内に知り合いが徐々に増えていった。情報を公開し、情報を共有する。お互いの事を知り、理解する事で刺激を与え、刺激を受ける。情報特派員の役割や意義という物を徐々に感じ始めた2007年の年末。 2008年になり、僕は京都府商工会青年部連合会の理事となった。これまで「京青連って何をしてるの?」と感じている人もいたと思う。理事として情報特派員として、さらなる情報公開そして情報の共有を押し進める必要があると感じた2008年の春。新事業の立ち上げも決定し、その趣旨を理解してもらうためにカメラを片手に京都府内を走り回った。正直大変だったが、でもやりがいがあった。 「京都府」という地域に住む僕たち。しかし実際にどこで、どういう事業やイベントが行われているかは知られていないことも多い。でもこういう時代だからこそ、様々な壁を取り払いお互いの事を知る必要があるのではないだろうか。「都道府県という壁すらこえて情報を!」そう思った僕は、さらに走り回る事を決意した。
僕は商工会青年部というのは、とてつもないパワーを持った団体だと思っている。「100年に1度の不況」を逆に「100年に1度の大チャンス」と逆手に考えて動く事が出来る団体だと思っている。地域パワーの減少、そしてこの不況…。暗いニュースが毎日のように続く。この現状を打破出来るのは…、やはり青年のエネルギーではないだろうか。「地域を活性化させる事が、自分たちの商売の発展にも繋がる」商工会青年部の活動の原点はこの部分に集約されるのではないだろうか。僕はそのためには、地元にだけこもるのだけではなく、様々な物を見る必要があると思っている。連合会事業に参加するのもいいし、全国大会に参加するのもいいと思う。様々な経験が地域活性化の活力にないだろうか。ただ誰もが動き回れるわけでもないことも理解している。大事なのは自分の経験を周りの人間に伝え、理解してもらうことである。情報特派員としてその思いで、突っ走った2008年。 2009年2月の全国大会を終えて…、僕の手元には数万枚の写真と膨大な量のビデオテープがある。全てが僕の宝物であり、今後へ伝える必要がある大事な記録である。情報特派員として駆け抜けた2年間、「もっとこうできたかな」という反省はたくさんある。でも「やらなきゃよかった」という後悔は全くない。僕という人間が飛び回る事で、少しは京都府内の結束力が強くなったのかなという小さい自負はある。近畿・全国に少しは「京都」をアピール出来たのかなとも思う。
今後さらに京都府が一致団結するための「道」は少しだけど切り開けたのかなと思う。京都から近畿…、近畿から日本…、日本から世界…。商工会青年部を通じて、やりたいことはまだまだたくさんある。この役職を終えても、僕は夢に向かって走り続けたいと思う。ゴールまでたどり着けるかはわからない。活動に夢にゴールなんてないのかもしれない。それはそれでいい。残された年数を全力で突っ走りたいと思ってる。まずは5月10日、京青連の新事業「22の挑戦」だ!
最後に…
「情報特派員」最初に意味不明に感じたこの5文字。今はこの5文字に心からこう言える。
「ありがとう、楽しかった!」
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