謹んで新春のお喜びを申し上げます。旧年中は県下の商工会青年部、県青連、そして全青連活動に対してご理解とご支援いただき感謝申し上げます。
振り返れば世界的不況から始まった2009年は私たちの生活に暗い影を落とし、国内では政権交代によって未だ国の進みゆく道が示されていないのが現状です。仕事は海外拠点に移され、物を作っても売れない時代が続く中、我々小規模事業者は厳しい経営を強いられています。日本経済はもう一流でないのかもしれません。
商工会青年部では全国大会において青年部員の一割が各都道府県の経営革新の承認をとることが機関決定されております。現在の商売から新たな商品の開発、今の商売を礎にした異業種への参入などこの町や地域で持続可能な経営を目指して活動を推進しているところです。経営指導員と連携し新たなビジネスモデルを構築すること。そして、一円でも多く納税し、一人でも多く雇用する。このことが我々地域経済人に求められている姿ではないかと考えています。
戦後、私たちの先輩方は焼け野原になった日本を血のにじむ様な努力で成長発展しました。それに比べたら私たちには家もあるし飯も食えています。商工会青年部の私たちも、もう少し『泥にまみれる』ことも必要なのではないでしょうか。世界は常に変化することを常態としています。『あるべき姿』を強烈にイメージし、現状にどのように条件付けすれば目指す自分になれるのかを考え抜くこと。そして次の世代がそれぞれの町や地域で生きていくために何を残せばいいか考え抜くこと。
商工会青年部が『何がしたいのか』という目標を明確に持っている学習集団であってほしいと願っています。今年も商売繁盛のために頑張りましょう!
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