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六月 水無月(みなづき)
六月 水無月(みなづき)
▲今月の年中行事


 
旧暦の6月は梅雨も終わり、暑さの真っ最中。水も枯れる暑さというところから、水無月と言われています。
また、この頃は、雷が多い時期でもあり、「カミナリ月」という説もあります。
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【衣替え】 6月1日
平安時代の宮中に始まった行事。
旧暦では4月1日、10月1日が衣替えの日で、冬物から夏物へ、夏物から冬物へと衣類を替えるだけではなく、調度品も季節に合わせたものに取り替えられていました。
明治以降、官庁や学校、企業など制服を着用しているところでは、6月1日と10月1日が衣替えの日とされました。

【梅雨】 
春と夏の間に降り続く長雨のことを言います。また、その頃の季節。太陽暦で6月10日頃から7月10日頃までの間。日本特有の現象で、旧暦では5月にあたるので「五月雨(さみだれ)」とも言います。
梅雨(つゆ・ばいう)に入ることを入梅(にゅうばい)といい、6月11日ごろ(現在)といわれています。しかし、その年や、地方によっても異なるので、現在では、気象庁が「梅雨入り宣言」を出しています。

【田植え】
苗代(なわしろ)で育てた稲の苗を田に植える作業で、農作業のひとつ。
また、豊作を祈る「田の神様の祭り」という神事でもあります。祭りは地方によって様々ですが、田の神をお迎えするために神を拝み、笛、太鼓、鉦(かね)、簓(ささら)などのお囃子にのり、声を合わせて田植唄を歌いながら苗を植えていきます。
田植えは限られた期間で行うので、村人総出で行う習慣があります。およそ一日で一軒の田植えを終わり早乙女(さおとめ=若い女性たちで、田植えの神事に奉仕するけがれのない乙女たち)が田植え踊りを踊ったりもします。

★日本の芸能のルーツは田植え?
田植えは神事と考えられ、早乙女の田植え踊りやお囃子が芸能化して「田楽(でんがく)」となり、「猿楽(さるがく)」「能」へと発展していったと言われています。

【夏越し(なごし)】 6月30日
6月晦日に各神社で行われる祓(はらい)の行事。
この日、神社では茅の輪(ちのわ)を神前にとりつけ、これをくぐると災厄祓いができると言われます。また、姓名・年齢を書いた形代(かたしろ)を神社に納めたり、水に流したりする神社もあります。

【虫送り】
稲田につく害虫を追い払うための儀礼。
害虫の発生は、悪霊のたたりと考えられ、放逐しるための行事が各地で行われていました。
虫送りには、わらで作った人形に団子などの入れ
鉦(かね)や太鼓を鳴らして、松明(たいまつ)を焚(た)きはやし立てながらあぜ道を巡り、川または村境まで霊を送って捨てるとされていました。
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