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ぶどうは秋に収穫されワインが作られることはどなたもご存知のことです。 では初夏のぶどう畑はどのような具合なのか・・・興味があって案内していただきました。
「ちょうどぶどうの花が咲き始めたのです」とは山田さんの言葉。 「花は長い期間、咲いているのですか?」 「気温や天気によって変りますが、2週間くらいは咲いています」という答え。 畑に到着するまでの間、どんな花なのか、わくわくしました。 少し歩きますが・・・といわれながら畑まで歩きました。 ちょっと浮かれた足取りになります。
畑に入れて頂き花を見ました。数ミリの小さな花です。 考えてみればわかりそうなことだったのですが、ぶどうは房になっていて実がついている形ですから、あの実の分だけ花が咲くのでした。小さいはずです。 花にはかすかに香りがあります。 そしてその小さな花が開きかけていました。
「今の時期はどんなことをしているのですか」と質問すると 「梅雨前に一回消毒をします」 「虫がつくのですか」 「こがね虫です」 「えっ・・・あのカナブンという黒い虫ですか」 「ええ、大敵です」 例え大金ではなくても小金も大事! なああんてこりゃ決していえませんね。 こがね虫が大事な葉を食べてしまうそうです。 初夏の6月初めの今、ぶどう畑ではおいしいワインを作るために今日も足跡をつける作業が繰り返されています。
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