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【た】行
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▲≪山陰のなまりと決まり≫
だんだん/だら/てごしてごしない

 

山陰のことばは聞き取りにくい、というのが一番の印象でした。早口での会話はハタで聞いているとさっぱりわかりません。しかし山陰で暮らすためには山陰のなまりがわからないと生活できないでしょう。長い間IT業界に関っていたことから“用語辞典”ふうにまとめることにしました。周囲の方々の応援を得て用語が増えていきます。

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【た】「だんだん」は「ありがとう」
車に乗って外出が好きな舅の運転手をしました。一緒に昼食をし、家に着いたとき「今日はだんだん」と言って車を降りていきました。「えっ?」という感じでした。後で「ありがとう」の意味だったと知り「だんだん」が「ありがとう」とは・・・とびっくりしました。

【だら】「常識はずれ」
会話の中では「だらだねぇーか」は「常識はずれではないか」という意味。派生して「だらずごが」となるとバカモノ!ということらしい。会話の中で「あげだ、そげだ、だらずごが・・・」と濁音ばかりが出てくるとさっぱりわからなくなります。コミュニケーションはどこに行っても難しいと思います。

【て】「てごしてごしない」は「手伝ってください」
米子(鳥取西部)から安来(島根東部)で仕事をし、生活しています。この地方では伯耆、境港、出雲の方言がとびかい、出雲の人は境港の言葉は今ひとつわからない、といいます。
こんな中で「てごしてごしない」というフレーズを聞いた私はなんのこっちゃと頭からハテナマークがぴょんぴょん飛び出ました。
会話の中からどうやら「てご」は手伝う、「ごしない」は「ください」という意味だとわかりました。
この山陰フルコース、どうぞ皆さん、「てごしてごしない」と山陰からお願いしています。
掲載者u子
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