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▲≪山陰のなまりと決まり≫
あげだ/えーにょぼ/えらい/おる

 

山陰のことばは聞き取りにくい、というのが一番の印象でした。早口での会話はハタで聞いているとさっぱりわかりません。しかし山陰で暮らすためには山陰のなまりがわからないと生活できないでしょう。長い間IT業界に関っていたことから“用語辞典”ふうにまとめることにしました。周囲の方々の応援を得て用語が増えていきます。

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【あげだ】「あのようだ」「そうだ」
同意の意味で、そうだ、そうだ、という返事で使うことが多いようです。仲良しの人との会話の中では頻繁に登場し、明るい感じで使われます。最初に「あげ」「あげ」と聞いたときは油揚げをイメージしたり、女性の口から出て、違和感があったりしました。

【えーにょぼ】
山陰で「えーにょぼ」といえば、美人という意味。沖縄でいうちゅらさんと同義語。

【えらい】
漢字で書く偉いではなく「きつい」「しんどい」という意味。口語で使われるときは「えれーわー」としばしば耳に入ってきます。

【お】「おる」は「いる」
関東に育った私は「存在している」ことを「いる」と表現することが多いです。山陰では「おる」といいます。どうも今ひとつしっくりいかず、男性の言葉のように受け取っていましたが、2歳になる孫娘が「ばあちゃん おるよ」と言ってからは、違和感がなくなりました。矛盾した話ですが「〜〜しておられる」という尊敬の表現には、抵抗を感じることはないのですが・・・
掲載者u子
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