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u子の山陰便り デジタル俳句
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▲u子の山陰便り |
少し前からデジタル俳句が気になっていました。
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少し前からデジタル俳句が気になっていました。 省略してデジ俳句。それ何ぞや、ですね。 デジタル写真に俳句がセットになっているものです。
私が所属しているおとなの愉快団というSNS(Social Network Service)があり、その中にあるフォーラムの一つにデジタル俳句塾という集まりがあります。 俳句に合う写真を撮り、あるいは写真を撮影してその写真に合う俳句を作りネットに発表すると写真と俳句を添削して下さり、投稿ができる仕組みです。
添削の様子は公開されますから、よき緊張感があり、言葉や文章表現が鍛えられます。そのわりに文章はまだまだ上達していないけれど。
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今年の3月、大山の山中にあるクライアントにでかけた帰り休耕田いっぱいに植えられた菜の花畑を見たときの一句は
「花も葉も大地でうたう春がきた」でした。
さっそく添削をお願いしたところ、「花」と「春」は共に春の季語だけれど、そして十七音の中には二つの季語が俳句の場合いれない約束だが、この句の場合は一般的な花の意味なので○との先生の指導でした。
このあと、毎日毎晩ぶつぶつ言いながら指を折ることが始まりました。 姑の書棚を覗くと歳時記がありまして早速借用。ぱらぱらとページをめくり、季語を学んでいます。
車の中にはいつもデジカメを入れていて、ぱちぱち。 最近は一眼レフを持ち出し、あーだ、こーだ、とやっています。 デジカメ写真のいいところは皆様がご存じのように撮影したらすぐに見ることができること。 撮影した瞬間はすべて傑作写真だと信じられる快感?があります。
今朝など“山路きて何やらゆかしすみれ草”(芭蕉)の句は本当に傑作だわ、と主人によせばいいのに話しかけると 「ついに松尾芭蕉と競うようにu子ちゃんもなったか」を言われる始末。 何よそれ、というと 「奥出雲にいこうかい」と続く。 「あのね、芭蕉の辿った奥の細道を訪ねて東北旅行しようか、というセリフはないわけ?」とからむ。 「出雲のふと道だねえ」とニヤついています。
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考えてみれば、何やらゆかし・・・なんて言葉はu子さんにはどう逆立ちしても出てきません。 安来市の伯太町のチューリップを見にいけば
「畑からチューリップの声がやがやと」 だし
「静謐な烏ヶ山に春がくる」
の俳句はよかったのですが写真で及第点を頂けませんでした。 娘から母の日のプレゼントが届き、手取り足取りのご指導で
「母の日にごめんなさいのカード添え」
と俳句は落ち着きましたが私が母に謝っているようになり日頃の行いを殊勝にも反省しました。 十七音で感じたことを表現するのは大変なこと。
江戸時代からある俳句にまだ1年のキャリアのない私が四苦八苦するのも無理はありません。 ただネットの力と俳句を作る仲間の存在が私を何度も挑戦させます。 あこがれの芭蕉様は俳句でなく俳諧と言われたことを思い出し、最近は自らをことばの世界でうろつく“徘徊人”だと自認しています。
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