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第3回 女の子トラブル「転校!?」-後編-
第3回 女の子トラブル「転校!?」-後編-
▲子そだて・親そだて


 

★「子そだて・親そだて」 By くまこ
「こうみそだて」の続編です。
小学校低学年だったナミも十歳前後の「お年頃」に。そのあたりの子どものあやうさ、親のあたふたを、率直につづっていきます。
タイトルは、「育てる」という意味のほか、「育ってくれ」という願いも込めて付けました。

写真
レイナちゃんとハナちゃんのトラブル後、またまた事件が起こった。

レイナちゃんが仲良しのヨリちゃんに命令して、クラスのおとなしい女の子に向かって悪口を言うように命令した、というのだ。
その女の子が泣いてしまい、たまたまその一部始終をナミたちが見ていて、担任の先生に事情を聞かれることになったという。

それにしても、なんだかいやな感じだ。
悪口を、他人に、しかも一番仲良しの子に言わせるなんて…。
仲良しだと思っていたレイナちゃんとヨリちゃんの間に、もしかしたら「上下関係」が生まれつつあるのではないか…。

じつは、少し前に学校の行事があり、そのとき遅刻したレイナちゃんをヨリちゃんがいつまでも待っていて、けっきょくその行事に参加できなかったということを、ナミから聞いていたのだ。
そのときは、仲良しなので待っていてあげたのかな、くらいにしか思わなかったのだが…。

さて、担任の先生は30歳の女性で、若いがとてもしっかりしている。
きっとこの先生ならうまく解決してくれるだろうと思いつつ、連絡ノートに「トラブルがあったようですが、なにか親としてできることがあれば言ってください」と書いておいた。
翌日、きちんとした字で、お礼と「きっとこういうことを乗り越えて、人間関係がうまく作れるように成長してくれると思います」と書かれていた。

ところが!! 翌週のノートに「急なことですが、レイナさんは、○×小学校に転校しました」と書かれているではないか!! ナミの話によると、レイナちゃんは仲良しのヨリちゃんを子分のように使っていたらしい。
遊びの強要、テレビ番組まで「これを見るように」と指示、夏休みのプールでは校門前で待っているようにいい、レイナちゃんが遅れたために入れなかったこともあったという。

いやはや驚いた。
どう見ても仲良しだったのに、いつの間にかそんな関係になっていたとは…。
よく、いじめにはサインがある、子どもをよく見ていたらわかる、とひそかに自負していたが、この件でまったく自分の見極めのなさに愕然とした。
四年生くらいになると、子どもは親の見ていないところで、うまい具合に「悪いこと」をするようになるものなのだ。

レイナちゃんの親もこれまた「モンスターペアレント」な人だったらしく、担任には、「うちの子は悪くない」とさんざん文句を言って、今までヨリちゃんからもらったプレゼントをすべて「返してくれ」と渡したそうである(ヨリちゃんのお母さん談)。
ハナちゃんのお母さんによると、どうやらハナちゃんも言葉の暴力を受けていたらしい。

なんとも後味の悪い一件であった。
いわば、反省をせず、友人関係を立て直さずに「逃げて」しまったレイナちゃんは、新しい転校先でも同じことが起こるだろう。
というか、子どもに問題と直面せずに「いやならほかへいけばいい」という、この親がどうにも理解できない。
私の住んでいる地区は学校選択制なので、基本的に好きな学校が選べるのだが、これは地域の公立学校にくだらない競争を起こすマイナス要因だけでなく、なにかあれば転校すればいいという安易な考えを助長してしまうよくない制度ではないかと、あらためて思った次第。

それにしても、これからどんどん女の子は難しくなりそう…早くも次の危機到来!?
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