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1993年、ソマリアでの紛争を元にした実話。 戦争映画。私の嫌いな。 私は戦争映画は自分から進んであまり観ていなかった。 だが、職場の友達で唯一映画の話ができる人が戦争映画が好きで、趣味が違って全く映画トークが出来ない為、オススメされた映画を見始めたのがきっかけだ。
最初は銃の打ち合いや爆発のシーンばかりで疲れていたが、ちょっとずつ観る作品が増えていくとアクションだけでなく、その作品に映し出されている人間模様に心動かされる事がよくある。 特に戦争映画はそれが目的でなくても“男の友情”が必然的に少なからず描かれている。
観たのが何年も前で内容は殆ど忘れてしまったが、アメリカのヘリが1機撃墜されそこに殆どの戦士が援護に行ったのだが、その直後2機目のヘリが墜落してしまい近くにいた戦士が2人援護に行くといった。 しかし2人だけではすぐに何人もの敵に囲まれてしまう為、援護することは愚か、自分達の命すら危うくなる。 実際この2人は仲間を見殺しには出来ないと助けに行き、命を落とした。
私だったらその状況でどうするだろう。 自分の使命とは言え、他人の為に死ぬとわかっていてここまで動けるだろうか。 女にはない、男が持つ究極の本能というか友情を見た気がした。 このシーンだけでなく、仲間が負傷すると危険な場なのに自分の危険を省みず助けに行くシーンは沢山あった。多分戦争に派遣される戦士は現地で会うのがほぼ初対面のはずだ。だから友達はいるはずもなく、相手に対して情などない。 なのに戦いが始まると瞬発的に結束力を発揮する。 男にしか成せない技だとつくづく感じた。
この仲間を助けに行って命を落とした2人はその後国から名誉勲章を貰っている。 “生きる”というのはこういうことなのかもしれない。死を避けること、ただ呼吸をしているだけが“生きる”ということではなく、何かの目標に向かって命がけで向かっていく、命を燃やすことが“生きる”ということだ。 魂が生きているかどうかだ。 |
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